六月に入り入梅とも相まってうっとうしい日が続いている。そんなうっとうしさが倍、いや三倍にも五倍にもなるような、都知事の乱脈な税金の無駄遣いが報道される毎日が続いている。
かって、東大卒のエリートとして若くして准教授となり、数多の著書を著し、討論番組で政治に対して熱い思いを語っていた。報道番組の雄、田原総一朗にも認められていたようだ。
やがて都民の熱い支持を得て知事になり、都民は大いに期待した。その知事の職権乱用ぶりが明らかにされ、報道陣に糾弾されることになるとは、、、。
テレビ報道はその一語一語を鮮明に映し出し、その表情目配せまでアップで映し出す。汽車に質問を受けている知事の目は「何を言ってる」とでもいうような眼差し、自分の非を認めざるを得なくなって言い訳をする目。本来謝罪するべきであろう場面でも、決して誤ることがない
そんな球団が何日か続いているうちに、さすがに疲労が表情に出てきた。その表情をみるのも気の毒と思える程に、、、。早く非を認め謝罪したほうが、、、等と他人事ながら思えた。
しかし第三者に精査をしてもらいますと、即答できるような質問でも第三者にとその場逃れを繰り返していた。しかしついに立場を保てなくなり辞任せざるを得なくなった。
最後の映像は数秒しか見ることはできなかったが、その表情と眼差しは謝罪の言葉もなくむしろ悔しさいっぱい「俺は何も疾しくない!」という目に映っていた。
そう感じたのは私だけではないと思う。「SEKOI」という薄っぺらな言葉を世界に広めた罪は実に重い!
寸評 「人の噂も七十五日」なんてことにならないように、疑惑はしっかり解明していただきたいですよね。「SEKOI」が流行語になるようなことのないようにと願います。
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