一言通信
2022年4月25日(月)
#長崎は今日も雨だった#内山田洋とクールファイブが歌い大ヒットした「長崎は今日も雨だった」、午後2時過ぎに降り立った長崎空港は歌詞の通り生憎の雨、思わず口ずさんでいました。
空港の外には迎えに来てくれた心友が、車内からマスク越しに笑顔で手を振ってくれています。今回の長崎訪問は、3年前に亡くなった心友のご主人への焼香と、やはり二年前に亡くなった母上へのご焼香が目的の一つの旅です。
コロナ感染症という未曾有の感染症の蔓延で人との交流が断たれ、やっと沈静化の兆しも見えてきたことで、ようやくその日が巡ってきました。たまたま心友の娘が、母親の様子を見にいくというので急遽同行することに。思いたったが吉日、家族の後押しもあってばたばたと日程が決まり二泊三日の旅となりました。
成田発長崎行きジェットスターは順調に飛行し、1時半過ぎに長崎空港に着陸。長崎には三回目の訪問になり、空港の土手の芝地にNAGASAKIの表示を見たときには、懐かしさがこみ上げてきました。
心友がちょっとパンを買っていくからと降り立ったパン屋さんは、東京でもちょっと名の知れたパン屋さんで、長崎にもあったんだと嬉しくなりました。積もる話の一つ一つを解きほぐすように、雨の大村湾沿いを走行しながら、会話は途切れることがありません。
この駅見せておきたかったのと降り立った小さな木造駅舎の名は、松浦鉄道大村線「千綿駅」。とんとんと階段を上がって駅のホームに出ると、何と目の前が海!なんだか楽しくなっちゃいます。こういう発見が旅の醍醐味ですよね。
間もなく心友宅というところで、小腹も空いたので食料の買い足しも兼ねて道の駅へ。あっさりとした田舎うどんをいただき、道の駅をのぞきます。ここ東彼杵(ひがしそのぎ)はお茶の産地として名高いとかで、ぎっしりと棚を埋めています。お茶のお土産なら皆さん喜ぶだろうし、賞味期限とかもあまり気にしなくていい。お土産はほぼ決まりかな!
庭の片隅に植えられたやはり長崎の名産品の枇杷の木が迎えてくれて、彼女が実家の長崎にご主人と共に移住して十年以上が経ったところで、ようやく訪ねることが出来ました。三年越しの
三十年前ぐらい前、家の子達が彼女の子達と子どもだけで東彼杵を訪ねた折に遊びに行った千綿渓谷、思いで一杯の渓谷です。
お焼香を済ませリビングに落ち着くと、油絵の植物画や風景画が鴨居にかけられていて、102歳で亡くなられたお母さんの作品だとか。油絵が趣味だなんて何て素敵なお母さんでしょう!
彼杵茶の茶畑がどこまでもどこまでも、、、
おばあちゃまの作品です。百合の白さが際立ちます。
松浦鉄道大村線木造駅舎の「千綿駅」
ホームの前には大村湾が広がります。