長崎にて③

右手は原爆を左手は恒久平和を祈ります

出島ワーフの昼下がり。ドラが鳴り観光船が出航します。奥のなだらかな稜線の山は福山雅治さんらがコンサートをする稲佐山

市電で向かった出島ワーフでランチタイムです。心友の親子です!

一言通信

2022/04/28

家から車を走らせること30分、長崎市内に入りました。平和記念公園を訪れ、長崎市民の平和への願いを象徴する青銅製の平和祈念像前で黙祷します。友人と千羽鶴を届けた時から既に20年以上が経過していますが、制作者の長崎出身の彫刻家北村西望氏が切望して止まない、核のない世界平和は、ロシアのウクライナ侵攻という暴挙の前に打ち砕かれてしまいました。希求して止まない世界平和、私は諦めずに願い続けます。

このたびの第一の目的としていた、山王神社の被爆大クスノキとの対面、心友も長崎にいて見ることがなかったというそのクスノキは、境内の入り口左右に枝を張った巨樹で、幹回りは8メートル弱。原子爆弾の猛火に耐え、戦後76年歴史の証人?として生き続けています。樹の中はほとんど空洞ですが、この先何とか耐えて、原爆の恐ろしさを訴え続けてくれたらと願い、そっとクスノキを撫でます。

山王神社の被爆大クスノキ

山王神社入り口には、原爆で片足が飛ばされ、片足だけで立つその名も「片足鳥居」があり、道ばたにはもげた鳥居の片足部分と、「大鳥居」と刻まれた扁額が横たわっていました。

旅の目的はほぼ達成され、ここからは友人のプランに沿って各地を巡ることにします。先ずは市電に乗って出島ワーフに向かいます。時刻は昼前、ランチにはいい時間です。港の前には食事スペースが広がり、開放的な空間に気分はすっかりランチタイムに。対岸には長崎が故郷の歌手の福山雅治さんやさだまさしさんがコンサートをする稲佐山、ボーと汽笛が鳴り観光船が出航していきます。ゆっくりとランチのピザを頂き、さあこれからは海

クスノキの中は空洞です

沿いをドライブです。

 

 

 

 

 

 

片足鳥居です

爆心地です

出島に向けて市電に乗り込みます