太陽とボレロ

6月15日(水)

一言通信

過日、水谷豊監督脚本による「太陽とボレロ」を観てきました。物語は、財政危機に陥った地方のアマチュアバンドが解散となり、お別れコンサートを開きます。壇れいさんが演じるオーナーや、石丸幹二さんはスポンサーでありオーナーの良き理解者そして楽団のサポーター役を好演、また楽団員みなそれぞれに事情があり、、そんな折、水谷豊さん演じる常任指揮者が倒れるというアクシデントが発生、お別れ会すら開けないかもという状況に追い込まれます。

あの国民的刑事ドラマ「相棒」で、鋭い推理を展開し事件を解決していく敏腕刑事役を長年に亘って演じている水谷さんが、エンターティナメントのドラマの脚本を書き演出もしたというのですからびっくりです。更に驚きは、紆余曲折の後お別れ会の指揮者が本物の指揮者の西村智美さん、凜々しさと美しさがほとばしり、え~ホント?ホントにホント西村さんなの!これにはびっくりです。水谷さんとは何か経緯があって指揮を引き受けるという設定だったようで、何にしても大ファンの西村智美さんが出演し、情熱のボレロを聞かせてくれました!

撮影裏話ですが、西村さんはイルミナートオーケストラの常任指揮者で、オーケストラの皆さんも出演されましたし、俳優さんは一年に亘ってこのイルミナートの皆さんから楽器演奏の指導を受け、本編ではしっかり演奏していました。

劇中で演奏された名曲の数々が、脳裏を駆け巡ります。「カヴァレリア・ルスティカーナ」「威風堂々」「ベートーベン交響曲第七番」そして「ボレロ」。私にとって音楽は、日々を共に歩み暮らしを彩ってくれるかけがえのないパートナーです!

品川駅前プリンスシネマ、私の映画館です(笑い)