琉球展

6月26日までの会期です。かなりの入場者でした。

一言通信

2022/06/21(火)

沖縄の本土復帰50年を記念して、国立博物館で開かれている「琉球展」を観に行ってきました。第二次大戦では県民の半数近くが犠牲となった沖縄ですが、沖縄となる前の琉球国は周辺国との盛んな交易を通して、独自の文化を築き上げてきました。

400年に亘り琉球王国を繁栄させてきた宋氏。その文化を発展させた交易品には、陶磁器を始め染色織物や書絵骨董など、その独自の色彩や螺鈿や漆細工、ガラス工芸に至る工芸品の数々を、この「琉球展」で余すところなく拝観することが出来ました。

首里城が再建されたらまた沖縄を訪ね、その魅力に触れたいと思います。(尚、掲載した画像は、撮影が許可された画像です。)

王家の宝物で、錫製の瓶の上から、色とりどりの飾玉をあしらった酒器だそうです。

 

惚れ惚れする、美しい半襟です。

鮮やかな黄色に胸や肩には鳳凰を、腰から裾にかけては中国の官服に表現される文様を紅型で染めています。息をのむほど豊かな色彩です。