晩秋の東京駅周辺を巡る

一言通信

2022/11/16(水)

2階建てオープンバスで都内の銀杏の名所を巡るバスツアーが人気とかで、友人三人で楽しんできました。あいにく小雨模様で、天気ばかりはどうにもならず、傘もさすほどでもなくといったあんばい、この後友人の一人は名古屋に帰らなければならず、「乗ろう」ということに。

前方の席は雨が除けられるようになっていて、ガイドさんがお使い下さいというので、”やったー”と幼子のようにはしゃいで着席!さあ東京駅丸の内南口三菱ビル前から出発です!一時間ほどのコースで、途中降りることはなく、ガイドさんの説明を聞きながら、銀杏の名所をバスから眺めて楽しみます。七十才を超えた身にとって、東京の雑踏を歩かないで見て回れるんですから有難い!

小雨降る晩種の東京駅前を出発

まずは行幸通りに出て皇居を一望しながら国会議事堂へ、こんなに銀杏並木があったのかと言うほど黄に染まった木々の鮮やかなこと!東京都のマークは銀杏ですもんね!神宮外苑から国立競技場への道は、両側に整然と並び立つ銀杏に圧倒されます。ここはドラマのロケに使われたり、この時期は多くの人たちが晩秋の風情を楽しみにやってきますよね。

圧巻の黄色に輝く銀杏並木です

ここの並木は高さが工夫されていて、少しづつ高さが調節されているんだそうですよ。日差しとか並び具合とかが配慮されているんですね。そうそう銀杏はオスメスがあるのご存じですか?知っていますよね!メスから銀杏が採れるのもご承知かと、、!

 

小雨模様ながら、カメラを構えた人たちが、並木道のあちこちに!こんなに美しい景色を放っておくてはないですものね!欲を言えば、ここの景観は、ちょっと下車してゆっくり観たかったですねえ、、。降りないと言うことが前提なので、考えないことにしようっと。

国会が開かれる国会議事堂

さあバスは進み、美しい建物が見えてきました。迎賓館ですね。赤坂、四谷地区の雰囲気にぴったりマッチしたこの建物、元は東宮御所として建てられ、その後外国からの公賓をおもてなしする、日本の顔的な建物となっていますよね。イギリスのバッキンガム宮殿を模した作りとか。こちら、一般の人も入れるそうですよ。時間のあるときゆっくり来てみたいですね。

上皇ご夫妻がお住まいの仙洞御所を経て代官町へと出ると、桜の名所千鳥ヶ淵が見えてきました。千鳥ヶ淵には桜開花宣言を出す目安とされる桜木がありますが、その千鳥ヶ淵に大木の銀杏があり、この銀杏が紅葉宣言を出す目安とされる銀杏だそうです。

一時間の見学なしのバスツアー、そろそろ終了です。

へえ~そうなんだと友人達とうなずき合っていたら、東京駅の駅舎が見えてきてそろそろツアーもおしまいのようです。聞いてみないと解らないことが結構あり、こういうバスツアーもなかなかいいものですね。

あそうそう、こんなミニ知識も。四谷は四ッ谷とも書きますが、ツありは駅名でツなしは町や学校の名前がそのようですね。市ヶ谷と市谷とか霞ヶ関と霞が関みたいな、、。さあ次はどんなバス旅を楽しみましょうかねえ、、。