一言通信
2024/07/19(金)
能登地方に伝わる漆細工、魔除けやお守りとしても用いられてきたという謂れもあり、何より漆は工芸品として能登の一大産業になっています。
もう十年も前になるでしょうか、娘が友人達と能登半島を旅してきた時に、輪島朝市で漆玉のネックレスを買ってきてくれました。濃い緑色の漆玉を繋げたネック、止めが磁石になっていて、腕が後ろに回りにくくなっている私には、とても重宝するアクセサリーになり、以来愛用品の一つになっています。
元旦に起きたあの大地震で、輪島朝市通りは火災に見舞われ、壊滅的な被害となりました。テレビで流れる映像を見ながら、あの漆のお店はどうなったのだろうと気になっていました。私自身も数十年前姉や友人と能登半島を旅したことがあり、朝市にも行ってましたから、辛い思いであの映像を見ていました。
先日書類の片付けをしていたら、ネックに付いていた商品案内が出てきて、娘がネットで調べてくれたところ、違う場所で工房を再開している事が分かり、オンラインショップが開設されていて、能登支援も兼ねて一つ購入しました。
届いた「能登ロマン」という名の漆玉ネック、実に味わい深い色合いで、早速レッスンに付けて出かけました。商品に付けられたメッセージには、既に他県にも出かけて販売されているとか。また、2~3年後の朝市再開に向けて準備をしているとのこと。さあまた一カ所旅する地が!