春旅

On 2013年5月12日 · コメントは受け付けていません。

 

長野善光寺へ二人の姉のお供で行ってきました。私が善光寺を訪れるのは何度目になるでしょうか、今回は秩父札所参りの結願で訪れます。皆気になりながらそれぞれ事情があって、満願から二年以上経っての善光寺参りです。

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古来「牛に惹かれて善光寺参り」と言われますが.、亡き母と二人で訪れたこともありました。母は「一生に一度は善光寺に行くもんだ」と念仏のように言ってましたから、母の六十歳還暦の祝いにお供して行ったことが昨日のことのように思い出されます。というのも、七十五歳になる姉が、体形から歩き方から母そっくりになってきたからでしょうか、、。

好天の長野駅頭に降り立ち、門前町をウインドウショッピングしながら善光寺へと向かいます。前回は御開帳の時に来ていて、門前町はまた一段と整理され、清掃も良く行き届いて気持ちいいこと!

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「門前市を成す賑い」と例えられるように、全国から参拝に訪れる老若男女で、善光寺は一年を通して賑わいを見せています。先ずはお参り、本堂では護摩焚きが行われていて、その後姉は「戒壇巡り」を経験するべく暗闇の中へと向かっていきます。

ご存知ですか「戒壇巡り」の暗闇を。一筋の光もない世界、母は私の手を固く握りしめて歩を進め、光溢れる表に出た時には私の腕には母の手形がくっきり残り、母の手はぐっしょりと汗ばんでいましたっけ。姉はとみれば、涼やかな顔で暗闇から出てきました。「真っ暗だねえ」と一言の感想で、ちょっと拍子抜け!!

さあ本日の目的「ご朱印」を戴きにご朱印所へ向かいます。係の初老の男性は姉のご朱印帳に記された住所を見て、練馬区から見えたんですかとちょっと懐かしそう。何やらその辺の事情を話してましたが、私は片づけ物をしていて聞きそびれました。

上田別所温泉にある「北向観音」を参拝すれば、さらなる満願成就になるとご朱印係の男性の言葉で、ここまでお金かけて時間かけて来たんだから寄って行こうと決断。帰りの列車までまだ時間的な余裕は有り、さあ予定が立ったことで行動はスピードアップです。あそうそう、来るときに見かけた仏具屋さんへ立ち寄り黒牛が横たわる文鎮をゲット!私ちょっとした文鎮収集家なんです!姉は香りのいいお線香を求めて、、。

乗り継ぎの時間がうまく合い、しなの鉄道で上田へと向かいます。実は上田別所温泉には、数年前の夏、戦時下の画学生たちが残した絵や手紙が上田別所温泉の「無言館」に展示されていて、バスツアーもあり三歳年上の姉と行っていて、ちょっと懐かしかったですね。P1030811

 

 

 

 

 

上田からは二両の上田電鉄で、塩田平を抜け別所温泉に向かいます。別所温泉駅の改札には地域おこしかはかま姿の女性が切符を受け取っていました。北向観音でご朱印を戴き、この旅の発起人だった姉はホッとした表情です。

安楽寺の八角三重塔は国宝に指定される一見に値する建築物で、姉と二人ちょっとした高台に位置する三重塔まで息を切らして登っていきます。以前無言館を訪れた折にも見に来ていて、何度見ても優れた建築物だなあと感心しました。往路ヤマブキが見事な咲きっぷりの参道を観音門前に戻っていきます。

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観音門前のお蕎麦屋さんで遅いお昼を戴き、上田へ戻り駅前を少しぶらつきます。ドアボーイならぬドアおじさんが立つビルをのぞくと、何とそこは信州銘菓みすず飴の本店だとか。老舗の雰囲気たっぷりで、お土産にあんみつをいただきました。六文銭の旗がはためく真田氏の城下町は、静かな風情の町で私的には好きですねsad

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三人姉妹の春旅は、穏やかな気候に恵まれ、目的も達成し、いい旅になりました!

 

さて春旅から帰ってからは、季節は一気に進んで「暑い」という言葉が口をついて出るようになりました。初夏ですね!初夏にお勧めのウエアーもご紹介しておきますね。¥1840~¥1930とリーズナブルな価格でのご提供です。

 

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2013/05/12 記

 

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