市民科で6年生と交流

mitake Post in 大井町通信
コメントは受け付けていません。

 

子供たちの母校品川区立山中小学校から、「市民科」授業の一環で行っている「仕事って何?働くってどういうこと?」について話をしていただきたいと、NPOを通じて依頼があり、二人の子供たちがお世話になりましたし、PTAでいろいろ活動していたこともあり、ご恩返しにとお引き受けしました。

P1030697

 

 

 

 

私以外に、地域企業の幹部の方々、医師、レストランオーナー、デザイナー、カメラマンなど多彩なメンバーが集結。一人で話しをするわけではなかったので、おんぶに抱っこでいこ、と一人勝手に決め込んで出かけました。

学校には選挙で何度か入っていましたが教室に入るのは20余年ぶりで、いやあ懐かしいのなんのって、、。入り口には段飾りのひな人形が飾られ、季節感たっぷりに来校者を迎えてくれます。下駄箱には今日講師をする方々の名札が張られていて細やかな心遣いが嬉しいですね。

P1030669 P1030670

 

最近の小学校は学校選択制とかで、昔の様に住んでいる学区の学校に行くという時代ではなくなっているんですね。そのため学校も経営という観点が必要になっているようで、生徒を獲得するため様々なアプローチが施され、学校もなかなか大変なんだな~と思わされました。

さてを戴けるということで、ちょうど正午に会場となった多目的教室に入りました。給食を戴くなんて60年ぶりぐらいですよ、いやあ楽しみですね~。本日の献立はおからとひじきの入ったポークハンバーグと野菜スープ、それとパンプキンパン牛乳三角じゃないんですねと質問が飛びます、それってかなり前の話ですよと返答が!笑いの渦が巻き起こり、、ほぼ初顔合わせの皆さんと給食談義でグッと打ち解けることができました

 

P1030672

 

 

 

 

一時のチャイムが鳴り、担任の女先生に伴われて6年生29名がこんにちはと挨拶しながら入ってきました。大きい子少し小さめの子メガネの子マスクの子、おいおいこの子たちに話すんですよ?質問はお手柔らかに、、。

講師の皆さんが五分ほどの自己紹介の後、子供たちは4~5人一組となって、それぞれ講師の方たちのテーブルに向かいます。子供たちが手にしたリーフレットには、あらかじめ質問が用意されているようで、代わる代わる6組ほど席に来た子供たちは、この仕事の大変なところは?どんな子供でした?って、さっきも言ったんだけど、、まあ仕様がないですね、こちらは一人ですが子供たちは一組一組違うメンバーなんですから。あ、そうそう、お給料はいくらですかと聞いてきた子がいましたっけ、ボーナスはと突っ込んだ問いも、、。

私は用意した店の写真などを見せながら説明していきます。実際のお店の写真を見ると、子供たち少し興味が湧いてきたようでした。お店には常に誰かがいなければいけないこと、家族で経営している町の小さな商店なので、お互いが外出する用事があるときは時間のやりくりをして臨んでいること、商品の値段のつけ方やディスプレーのやり方など、かいつまんで話しをさせていただきましたが、ちょっと子供たちには理解が届かなかったかも、、。よかったら遊びに来てくださいねとお願いを忘れずに伝えて、本日のお話終了です!

 

P1030681 P1030687 P1030693

 

もうすぐ卒業を迎える子供たち、少しは現実社会を知る機会になったかしら?またいつか機会があったら話を聞いてください。今度はもう少し突っ込んで、より現実的に、、ね。

2013/03/07 記

付記 この作品が、3月25日(月)東京新聞「発言」「ミラー」欄に掲載されました。

 

« Prev: :Next »

Comments are closed.