粒ぞろいだった6月の秀作、残り一遍は湯浅美代子さんの「時は流れて」。同窓会に参加されて、しみじみ時の流れを感じられた様子が、温かい筆致で書かれています。少し硬い調子の時もある湯浅さんの作品ですが、同窓会などを書くときには、いい方向にその筆致が活かされています。
粒ぞろいの6月の秀作、「異界」という言葉が新鮮な響きで迫ります。さあ、どんな異界でしょうか?
秀作揃いの6月でした。
先ずは平澤さんの作品をどうぞ。最後の一節で一気に秀作に仲間入りです!