GM4月 服部佳子「忠臣蔵外伝」街歩き
春風に誘われて、水辺ラインを巡るミニクルーズに参加した。ただし水辺を巡るクルーズはほんの一部で、実際は両国界隈から鉄砲洲にかけて、忠臣蔵にまつわる史跡を訪ねるクルーズだった。
忠臣蔵と言えば、故郷岡山とは縁が深く、小学生の時授業時間を短縮してまでも、先生は仇討の顛末を話してくれたものだ。高校時代にはバスハイクで行った思い出もあり、忠臣蔵は身近な話だ。
弁舌爽やかなガイドさんの説明だったが、実は生聞きだったりして頭には残っていない。でも百聞は一見に如かずで、広大な吉良邸に驚き、屋敷の傍には金奉行の前原伊助が米屋に扮装して探索を続けていたなどという話も聞けて、、。ちなみに伊助はなかなかの男前だったとガイドさんが付け加えると、一同、ワッと盛り上がる(笑)!
しかしながら芝居や映画でよく知っていたはずの忠臣蔵が、事実と異なる脚色がなされていたとは、初耳で驚くばかり。エピソードの数々をこの年になって知るとは、、。
陽光増し水温む隅田川、行き交う水上バスに手を振りながら、エンジンの響きに身を任せ忠臣蔵の世界に浸ってみるのもいいものだ。
寸評 忠臣蔵は日本人のハートに訴えるエンターティメント、多少の脚色は良しとしましょう。今までも表現者次第で、様々な忠臣蔵が描かれてきています。それを素直に楽しめばいいかなと、、。
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